ヘム鉄:栄養素ガイド
鉄が不足するとどうなるの?
不足すると鉄欠乏症貧血となり、その症状は、全身倦怠感や頭痛、めまい、眠気、抑うつ症状、耳鳴り、食欲不振、集中力の低下、皮膚粘膜の不調、動悸、息切れなど多岐にわたります。体内には3~4gの鉄が、主に赤血球、肝臓、筋肉に存在しており、様々な体の働きに関与しています。
あなたもチェックしてみよう!このような方は鉄が不足しているかもしれません。
鉄が不足する主な原因
①土壌の劣化などによる、食品に含まれる鉄分の減少
②ダイエットや偏食による、鉄の摂取量の減少
③加工精製された低栄養で、鉄分の少ない食品の増加
④生理や発育、スポーツ、ストレスなどによる、鉄の需要量の増加
鉄を吸収する2つの経路
鉄補給には、2つの経路をどちらも使うことが効果的です。
そのために「ヘム鉄」と「有機鉄」などの非ヘム鉄のバランスの良い摂取をおすすめします。
貧血の判断基準が2つあるのをご存じですか?
鉄不足は、さまざまな不定愁訴をもたらします。一般的に貧血といわれる、血清鉄や赤血球が減少する前の段階、つまり貯蔵鉄の減少が起きる段階で、すでに不定愁訴が発生します。貯蔵鉄の値を正しく判断し、早めの鉄補給が大切になります。
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